みなさま、こんばんは。あさかいおです。
ニュース番組を積極的には見ていませんし、ネットニュースも見ないので、かの大選手の続報は知らないままです(続報という続報はないのかもしれませんが)。
無実であるのなら、きちんとそれが証明され、以前にも増した魅力と活躍を期待するばかりです。
さて、ぽくぽく日記が少々久しぶりになりましたが(いつもでは…)、かわむら家に帰っておりました。
祖父が亡くなったのです。
なんと率直な書き出し…!
「あさかいお、冷たい人間なのでは…」と不安になった方もいらっしゃるでしょう。
しかし、わが家独自の「祖父母観」があることを説明させてください。
父方の祖父は「おじいちゃん」と思われることも、呼ばれることも嫌う人でした。
わが家は2階建てで、1階に祖父母、2階に父母娘たちが住んでいるので、祖父のことを「下のお父さん」と呼んでいました。祖母は「下のお母さん」です。祖母もまた、孫からおばあちゃん扱いされるのをいやがっていたふしがあるので、夫婦は似るのでしょう。
小さいころからあまりかわいがられた記憶がなく、同じ家にくらしているものの、家族としての親しみがうすい存在でした。
大学生のとき、「おじいちゃんおばあちゃんと同居している人は、昔の話を聞いてきてレポートにまとめる」という課題が出たときのエピソードはいまだに強烈です。
こういう課題が出たから話を聞かせて、というお願いは快諾してくれたのですが、こんな前置きをしたのです。
「いおちゃんはわすれてるかもしれないけど、私は、いおちゃんにとっての祖父である」
…!!
いくらなんでも、それは知ってるよ…!
まあ、こんな祖父でして、祖父からもらうお年玉には毎回「かわむら」と書いてありました。
わたしも同じ名字ですよ…!
祖父は数年前から施設に入り、最近は体調がわるくなって入院していました。
祖父に最後に会ったのはおそらく3年ほど前で、その間会おうと思うこともありませんでした。
母から「だいぶ弱っている」という話を聞いたときは、複雑な気持ちになりました。
あまり友好的な感情をもっていない祖父でも、いなくなったら悲しいのか。
もしかしたら、涙は出ないのではないか。
どう向き合っていいのかわからず、祖父のことをなかなか夫に伝えられませんでした。
しかし、祖父に対しての思いを言わないままその日を迎えてしまったら後悔すると思い、「ただ、うんうんと聞いてください」と言ってから、夫に祖父のことを伝えました。
その次の日に、祖父は亡くなりました。
お互いに、あまり友好的ではない祖父ではありましたが、待っていてくれたのかなとすこし思いました。
そしてお葬式に行ってきたわけですが、どんなに気持ちがないように思えた祖父でも、もういないという現実はとてもさみしいということを実感しました。
これまでの祖父の行いや態度がすべていいほうへひっくり返る思いはしませんが、祖父がいてくれたことをなつかしく思い出します。
ということで、あしたから祖父との思い出や、今回の名言集をつづっていきたいと思います。