ぽくぽく日記

毎日のくらしをぽくぽくとさんぽするように味わいたい。

あんこ娘

 みなさま、こんばんは。あさかいおです。

 きのう、あんこをつくりました。

 ちょっと前に母と電話したとき、

「あんこをつくろうと思って、だいぶ前からスタンバイしている小豆があるのよねぇ。つくらないうちに何年もたっちゃって、ついにもうすぐ賞味期限をむかえようとしているから、つくりたいんだけど、少々時間がかかるからねぇ…。おうちに持って帰って、お母さんにつくってもらうって手も考えているんだけど…」

 と話しました。

 すると母から、

「つくってあげてもいいよ~。でも、炊飯器でつくると簡単よ。時間もちょっとですむし」

 と助言をもらいました。

 

 結局炊飯器は使っていないのですが(使ってないんかい!)、あんこをつくりたい、手づくりあんこを食べたい衝動にかられ、きのうぐつぐつと煮ることにしたのです。

 あんこをつくるのは2回目で、前回のことはいい感じにわすれています。

「やわらかくなるまでよく煮てね。小豆は砂糖入れたら、もうやわらかくならないから」というアドバイスは書き留めておいたのでわすれていないのですが、それ以外の感覚がさっぱり…。

 結果、なんだかかためなものができつつあり、もういいかげんお夕飯の準備もしたい時間にもなったので、あせりが出てきました。

 

 しかし、つくったものにはそのときの自分が出るもの。

 ちりちりしながらつくれば、ちりちりしたあんこになるに決まっています。

 あせる心を鼻歌でごまかし、心のなかで唱えました。

「あんこの仕上がりは、たしかにかためになるかもしれない。でも、母は、あんこをつくるわたしをほめてくれるはずよ。かためでも、果敢にあんこをつくるわたしを誇りに思うはずよ。だから大丈夫、安心して煮ましょう」

 

 完成したあんこは、プロが食べれば「うーん…」な出来かもしれませんが、さいわいにもあんこのプロは身近にはいません。わたしがつくるものをなんでも「おいしい、おいしい」と食べてくれる夫と、ホームベーカリーで焼いたパンにのせて、もりもりと食べました。

 なにはともあれ、おいしかったです!

 

 たっぷりできたので、数日で食べる分をのこして冷凍しました。

 今度帰るときに、このあんこをつかってお菓子をつくろうと思っています。…みのちゃんは苦手かしら? シフォンケーキだったらOKかしら?