ぽくぽく日記

毎日のくらしをぽくぽくとさんぽするように味わいたい。

今年の恵方巻

 みなさま、こんばんは。あさかいおです。

 よく晴れたおととい、はじめて新大久保にお出かけしてきました。

 韓国に関するいろいろなお店が集まる街として有名な新大久保。

 アイドルにもドラマにもコスメにも興味のないふたりですが、韓国グルメは大好き。

 ちまたで話題のあれやこれやを食べてみたい! と、お出かけすることを決めました。

 

 お店は10時から営業しているところが多いとのことだったので、朝ごはんを軽く食べて(焼きおむすびとみそ汁)、はやめに出発。

 わたしは「今日は晴れそうだし、電車とかお店の中あつくなりそうだな」と見越して、コートを着ていきませんでした。

 

 新大久保に到着してから「そういえば、今日は街歩きだから、ほぼ外にいるかもしれないなぁ」と、うっすら気がつきました。

 天気はとてもよかったのですが、韓国のお店がひしめく道は日影が多く、思いのほか寒かったのです。

 ヒートテックにシャツにセーターにコートを着た夫に

「…なんだか、ちょっと寒いわ…。電車とかお店の中あったかいかと思って、コート着てこなかったの」

と、つぶやくと

「このコート着る? おれ、あったまってきたから、いいよ」

と快くかしてくれました。

 そのあとで「いおちゃん、まだ2月だし、寒いよ…。なんで置いてきちゃうの…」と、しっかり指導が入りました。

 

 新大久保では、韓国のおでん(うすい練り物が串に刺さっている。最初ホルモン系だったらどうしようと思った)や10円パンを食べたり、韓国食品がずらりと並ぶスーパーで買いものしたり、お昼は焼肉を食べて(お通しで、おかわり自由のキムチとサラダとレタスが出てびっくりした)、おみやげにキンパを買って帰りました。

 夫もわたしも、新大久保でキンパを買うのを楽しみにしていました。

 というのは、愛しの妹みのちゃんがいつもつくってくれるキンパがたいへん美味なので、本場のキンパはどんななんだろう…! と、ふたりで夢をふくらませていたからです。

 

 キンパ屋さんでは10種類ほどのキンパがありまして、相談の結果、プルコギ入りのキンパと、野菜多めのキンパを買いました。

 おうちに帰って、2時間ほどお昼寝をして、お風呂に入って、さあキンパをいただきましょう! と、のみはじめたのですよ。

 そうしたらですね、キンパをパクっとひとくちで食べた夫が

「…なんか、この野菜なんだろう…。クセがある…」

と発言しました。

「そう~? アスパラじゃない~? わたしは気にならないけどー」

と、もりもり食べていたわたしも、ひときれ食べたときから気がついていました。

 いえ、食べる前からわかっていたのですけど。

 

 みのちゃんがつくってくれるキンパのほうが何百倍もおいしい…!!!

 

 もし、本場のキンパファンの方が読んでいらっしゃいましたら、すみません。

 わたしたち夫婦は、韓国グルメが好きとは言っても、正確には、日本人好みの味つけがされた韓国グルメが好き、ということだったのです。

 巻かれているもののすべてに、独特のクセを感じてしまって、ほくほく気分から一転、食べきれるか不安になりました。

 とてもおいしいものを期待していた夫は、あまりのショックにソファに倒れ伏してしまいました。

 

「みのさんのキンパが食べたい…」

 遠い目でつぶやく夫に深く同意した夜です。

 

 余談ですが、その日の深夜、わたしは派手にもどしてしまいました…。

 食べすぎたのもあるけれど…。

 そんなこんなでしたが、また新大久保に行きたいです。

 みのちゃん、案内おねがいします!