みなさま、こんばんは。あさかいおです。
ロッテのひとくちラミーをもにょもにょと食べながらつづっております。
朝ごはんを食べながらニュース番組を見ていると、「蛙化現象」という実に興味深い現象が特集されていました。
「蛙化現象」はじめて耳にした言葉でしたが、それ自体はなんとなく知っていました。
自分の好きな人にいざ好意を向けられると嫌いになってしまう。この矛盾する現象は「かえるの王子様」という童話の逆バージョンだということで「蛙化現象」と名付けられました(「かえるの王子様」は、かえるだと思っていたのは実は人間の王子様で、お姫様と婚約してめでたしめでたしというお話です)。
最近では、好きな人や付き合っている人のちょっとしたことで嫌になってしまうことも「蛙化現象」に含まれるのだそう。
言葉こそなかったものの、「男はつらいよ」の寅さんなんて、蛙化現象そのものなお方なので(寅さんは恋多き人ながら、相手からすこしでも好意を向けられると逃げるように引いてしまう)そういう人がいること自体はあまり驚きません。
しかし、今日特集されていたこの現象で、相手のことを突然嫌になってしまう理由が「こんなんで!?」というものばかりだったのです。
「汗をかいていたから」
「フードコートでキョロキョロしていたから」
「コンビニの列に並んでいたから」
「カラオケでマイクの持ち方が変だったから」
「チャージ不足で改札に引っかかっていたから」
あまりにもふつうのことです。
とくに、コンビニの例が衝撃的でした。
「レジ前で待っている姿を見るのが嫌だった」
彼女たちは、人間ではないのでしょうか…。
好きな相手を尊びすぎ、自分の理想を追い求めすぎた結果のような気がします。
自己肯定感も関係するのではないでしょうか。
「自分の好きな人から自分が好かれるはずがない。幸せになれるはずがない」
心の奥底で自分を縛る思いこみが、ちょっとしたことで相手を嫌いにさせるのかもしれません。
このような場合は別ですが、恋に恋する若者特有の「蛙化現象」でしたら、年を重ねるにつれて薄らいでいく可能性が高いと思います。
そして、自らも蛙だと気づき、大好きな人のいいところもそうでないところも丸ごと愛してしあわせにくらす。そんな世界であってほしいです。