ぽくぽく日記

毎日のくらしをぽくぽくとさんぽするように味わいたい。

ももで思い出す朝 その3

 みなさま、こんばんは。あさかいおです。
 今日は久しぶりに、おとなりの喫茶店でモーニングを食べました。

 喫茶店に行くとき、わすれちゃいけないのが本ですよね~。今日は、絶賛読み途中の『ハリーポッターとアズカバンの囚人』を持っていきました。読みたい本はいろいろとあるのですが、ハリーポッターを集中して読もうかなと。もうちょっとで、もうすこしスラスラと読めそうな気がするんです。
 英語にあこがれつつ、学校の成績はてんでだめでしたが、今こうやって自分のペースで本を読むことができていて、なんだかとってもたのしいし、よかったなと思います。あ、わからないところはどんどん飛ばして読んでいるんですよ! 本を読むために英単語や文法をやり直しているわけではありません。英語は本来お勉強ではなく、言葉ですから、毎日読んでいればなんとなくわかるかなあという楽観主義です。

 

 さあ、「ももで思い出す朝」ラストです。

 ももをおおいそぎで食べて式場へ出発したわたしは、サービスエリアでたいへんなことに気づきます。電子レンジに、ゆだったおいも(じゃがいもとかぼちゃ)をのこしたまま出てきてしまったのです。母は「意外と大丈夫かもしれない」と力強いことばをくれたけれど、ほんとうにおいもは大丈夫だったのか?

 結婚式場で、夫とわたしは両親たちに見てもらいながら、それぞれとってもすてきな衣裳を選び、夜は両家いっしょに食事をして、次の日のお昼ごろうちへむかって出発しました。
 高速道路を使って、4時間はかかる道のり。わたしは、はやくうちへ着いてほしいような、着いてほしくないような、矛盾した気持ちで胸がいっぱいでした。

「ただいまー!」
 2日ぶりのわが家とびらを開けると、夏なので(8月初旬でした)あついあつい…! すぐにでも電子レンジのもとへ飛んでいきたいところですが、あやしまれないように夫の様子をうかがいます。
「ふーう、あつかったね~。行ってきたね~」
 あつさと長時間の運転と、つかれているものの、充実感でしみじみしている夫。ほんとうに、ありがとう…!
「ねー、よかったね~! ほんとに、ありがとう。助さん、先にお風呂入ってきたら?」
「いいの? じゃあ、そうしようかしら~?」
 うまいこと夫を誘導できたわたし。心のなかでガッツポーズをします。しかし、なにが起こっているかわからない電子レンジをひとりで開けるのはこわい…!

 意を決して、そーーーっととびらを開いてみると、あ、ありました、平たいお皿が2日前のまんまで…!
 うぎゃーーーと思いながら中身を見ると、案の定、思いっきりくさってました…。しかも、みどりとかあおとかじゃなく、オレンジとかピンク系の色合いで…。トロピカルカラーかしら。
 そこからは、わたしらしからぬ猛スピードで、残念なことになっているおいもを片づけ、お皿を洗い、電子レンジのなかを消毒し、台所でわたわたしているのを見られるとまずいので、なにげない感じで荷物の整理をしているふうをよそおいました。

「上がったよー! あー、さっぱりした~!」
「よかった~。わたしも入ってこようかな?」
「うん~…あれ? なんか、電子レンジ、光ってない?」
 す、するどい…!!
 電子レンジは、とびらを開けると数字が表示される部分が光るしくみになっていて、一度光るとしばらく光っているのです。
「ああ~、ほんとだ~。なんだろうね~?」
 わたしはしらばっくれました。これ以上なにか言われたらどうしよう…! と内心ふるえましたが、夫は「ふ~ん」と言って、扇風機のほうへ歩いていきました。

 わたしは、まだどきどきがおさまらないなかで、「なにもわるいことはしてないのに、なにかを隠ぺいする人みたいになっているわ…!」と、ちょっとくやしがりました。

 夏になると、ももとセットで思い出す電子レンジ事件。
 そのときはたいへんなんですけど、ふりかえるといい思い出なんですよね。これをさかなに、ビール1リットルのめますもの(わたしはのんでばっかりだな!)。

 

☆今日のお夕飯(予定)
干物焼いたの、かぼちゃのチーズ焼き(きのうの煮物をアレンジ)、とりかわをカリカリに焼いたおつまみ(むね肉からはいだのを焼こうかと)、焼きおむすび、おみそ汁、ビール
おやつにアメリカンドッグ風もつくる予定です。