ぽくぽく日記

毎日のくらしをぽくぽくとさんぽするように味わいたい。

ももで思い出す朝 その2

 みなさま、こんばんは。あさかいおです。

 今日は、ちょっと雨がふって、心なしかすずしく感じられました。
 午後、買いものに行ったとき、ぽつりぽつりと雨がふりはじめたのですが、ももおじさんがこの間見たときと同じ場所で、ももを売っていました…! もも、おいしいですよ…! と心のなかでお礼を言いながら、通りすぎました。
 それにしても、ほかの人がももを買っているところを見たことがないのですが、おじさんはちゃんと需要があってももを売っているのですよね? ちょっとだけ心配になります。

 

 さて、きのうのつづきです。
 1泊2日で衣裳選びに行く日の朝、ほかにやることがもりだくさんにもかかわらず、冷蔵庫のももが気がかりで、ももを食べることを最優先にしたわたし。
 夫が手伝ってくれたので、荷物の準備も、出かける前の最低限の部屋の片づけもできました。ミラクル…!

 すぐ近くに住んでいる両親を車でむかえに行って、さあ出発!
「おはようございます~、今日は乗せてくれてありがとね~。よろしくおねがいします」
「いえいえ、こちらこそ、よろしくおねがいします」
「あ、これ、お茶とお菓子」
「わーい、ありがとう!」
 車中の会話はなごやかに、車はどんどん走り、高速道路に入ります。

「そこで、トイレ休憩にしましょうか?」
 夫の提案にみんながうなずき、サービスエリアに車を停めたとき、わたしは重大なことを思い出しました。
 しかし、その場で口にするわけにはいかなかったので、頭の中でアワアワしながら平静をよそおい、トイレに入ったとき母だけに言いました。
「あのさ…たいへんなことに気づいちゃったんだけどさ…たぶんそうなんだけどさ…」
「ええ! いおちゃん、なに!? こわい!」
「いや、こわいことじゃないんだけど、たいへんなんだけど…。たぶんね、電子レンジの中にね、おいもがいると思うの…!」

 前の日のお夕飯に、ホットプレートで焼き鳥をしました。串にさして、タレもつくって、それはそれはたのしくておいしかった。
 そのときに、じゃがいもとかぼちゃも焼こうとして、でもそのままだと時間がかかりそうだから、電子レンジで加熱してから焼こうと思って、おいもたちを電子レンジに入れた。しばらくして「ピーピー」と音が鳴ったのですが、手があいていなかったので、とびらを一旦開けて音を消して、あとでおいもを取り出そうとした。しかし、そのままおいもの存在をわすれてしまい、朝になっても気づくことができず、そして今わたしはサービスエリアなの…!
 あせる心をおさえながら、母に説明しました。

「あ~、でも、意外に大丈夫かもしれないよ! あんがい、そのままレンジにいるかも!」
 母のナイスな励ましに、わたしはおいものことをとりあえずわきへ置いて、すてきな衣裳を選ぶことに集中できました。

 はたしておいもは大丈夫だったのか?
 あしたまた、つづろうと思います。

 

☆今日のお夕飯(予定)
まぐろのお刺身、めかぶ、納豆、かぼちゃのそぼろ煮、漬物、ごはん、おみそ汁、ビール