ぽくぽく日記

毎日のくらしをぽくぽくとさんぽするように味わいたい。

未知の粉

 こんばんは。あさかいおです。
 きのうは、観葉植物についていた虫かもしれないものに翻弄されて、貴重な時間を空費してしまいました。

 

 わが家にはいくつか観葉植物がありまして、そのひとつは夫が買った全体的にとげがあるサボテンのような植物です。
 とげとげはさわったらいたそうだし、植え替えがむずかしそうなので(とげとげだから)、わたしはその植物に消極的だったのですが、夫はひとめ見てピンときたようで、いそいそとえらんで買っていました。

 

 しかし夫は、いそいそと買ったわりにお世話をあまりしてくれないので、とげとげに気をつけながら、わたしがごきげんをうかがっています。
 育て方をよく調べてはいないのですが、たぶん水をあげすぎると根くされするタイプだと思うので、たまーに水をちょろっとあげるくらいで様子を見ておりました。

 

 さむくなり、とげとげした太めの茎から伸びていた細長い葉っぱがすべて枯れて、落ちたのですね。
 でも、あたたかくなってから水をたっぷりめにあげたところ、また葉っぱが生えてきたのですよ。

 

「わーい、わーい!」とふたりでよろこびました。
 しかし、気になることがありまして、葉っぱの生え際に黄色い粉のようなものが見えるのです。
 もしや、これは、虫…!?
 わたしの鼓動は一気にはやくなりました。

 

 苦手なものはいろいろとあるのですが、そのなかでもとくに虫が苦手なわたし。
 結婚する前は、また、結婚してからも実家の近くに住んでいるときは、虫を発見したらすぐさま、
「おかーさーーーん!! ちょっと来てーーー!!!」
 と、叫ぶだけでよかった(それは大人としてどうなのか)。
 ちなみに、「おとーさーーーん!!」とは叫びません。父の対応にはむらがあり、「ほっとけ」とそっけなく言われることが多いからです。ほっとけないからおねがいしてるのに…!

 

 夫もまた、虫が苦手なため、あまり頼りになりません。
 わが家には、夫の手づくりの、虫を確保するための道具があるのですが(ペットボトルの底をくりぬいてある)、いざというときに夫が使いこなせるのか、はなはだ不安です。
「こわい~! アタシ、虫って苦手だから~! いおちゃんおねがい~!!」
 と、わたしのかげに身をひそめやしないだろうか。

 

 これはやはり、自分でどうにかしなければ…。
 とげとげの植物をこわごわと持って、そーっとベランダへ出て、例の黄色い粉のようなものを使い古した歯ブラシでしゅっしゅと取りのぞきました。
 たぶん、「む」がつくやつではないと思うのですが…。そうでないと願うのですが…。
 でも、不安だったので、しゅっしゅと取りました。

 

 そうしたら、なんだか新しい葉っぱの元気がなくなったみたいなんですよね。
 あれは、必要なものだったのかしら…?
 植物初心者には、はてしなく奥の深い世界です。