今週のお題「試験の思い出」
こんばんは。
今日もよく晴れて、そして洗濯物が大量にあったので、洗濯大会をしました。
自分で洗濯機をまわすようになってから1年半以上たちますが、いまだに洗濯の仕方を模索しています。
粉石けんと酵素系漂白剤でたっぷりと泡を立てて洗濯するのがわたし的にいちばんさっぱりするので、その洗い方ですべての洗濯物を洗いたいのですが、粉石けんと色柄ものの相性がわるい(石けんカスがのこってしまう)のをどうにかできないかなーと、ずっと考えてきました。しかし、どうがんばっても、洗いあがった色柄ものに「またお世話かけます~」と石けんカスがつき、心がささくれてしまうので、色柄ものに粉石けんを使うのはあきらめました。積極的敗北です(なんだそりゃ)。
きのうのつづき「方向音痴アドベンチャー」の後編です。
「アー…、40分はかかるネ」
楽天的すぎる思考で歩きはじめ、TOEICの試験会場であるN大学とは遠くはなれた場所にいることをやっと理解したわたし。
徒歩では試験時間に間に合う可能性はほとんどなく、乗る予定だったバスもとうに出発してしまっています。
あああ! どうしよう…。
これはもう…駅にもどって、タクシーに乗るしかない…!
都会では「空車」のタクシーがバンバン走っていますが、田舎のタクシーは、電話して呼ぶか、駅へ行くかしないと乗れません。
駅へもどるのであれば、N大学まで歩くよりまだ時間はかからないはずなので、レジのお姉さんに聞いてみました。
「N駅にはどうやったら行けますか?」
「アー、店を出て右、まっすぐ行って大きな道路に出たら、そこを右に曲がってネ」
「わかりました、ありがとうございます!」
ガムやあめを買う心の余裕がありませんでしたが、大きくおじぎをして、コンビニをあとにしました。
お姉さんに言われた道を早足で歩きながら、なぜこんなわかりやすい失敗をしてしまうのか、自分のおっちょこちょいぶりを苦々しく思いました。
自分が方向音痴であることは十分に自覚しているはずです。
家からずっとまっすぐ進めば着くギャラリーに行くとき、もうすこしで引き返せなくなりそうな山道に到着したことがありました。
隠れ家的フランス料理の店を母とふたりで探しているとき、いつの間にかアーケード街を通りすぎ、海にむかってひたすら歩いたこともありました。
それなのに、こりもせず、くるいまくった自分のコンパスを使っている…。
たぶん、わたしは冒険好きな方向音痴なのです。「だあああ! 迷ったー!」とさわぎながら、実はほくほくしているんですよ、きっと。
『あたしンち』にも、そのようなお話が出てきます。お父さんの車にはカーナビがついているものの、お父さんもお母さんも使いこなすことができず、遠出するときは助手席のお母さんが大きな地図を持ってナビ役をします。「カーナビ、使えるようにならないの?」というお母さんの問いかけに、お父さんは噛みしめるようにこう答えます。
「それじゃあ、迷えんだろ」
なんていい言葉…!
って、同志を思い出して感動している場合じゃないわ!
わたしはN駅へといそぎました。
息も切れ切れになりながらN駅に到着し(というかもどってきて)、タクシー乗り場にちょうど1台停まっていた車に乗ることができました。田舎のタクシーは、都会みたいにぞろぞろ待っているわけではないのですよ。1台1台がプレミアムなのです。今思えば、この1台に乗れたことはとてもラッキーなことでした。
こうして、試験開始時間がせまるN大学にタクシーでむかうという、ゴージャスなんだか哀れなんだかわからない(完全に後者だろ…)移動手段をとるはめになりました。
しかし、いちおう無事に受験することができて、わたしのなかでは満点でした(おいおい)。みなさん、ありがとうございました。
ちなみに、試験の点数は半分以下でした。滝のような問題量のTOEICは、飛ばした問題にもどってこられることはほぼないということだけ、よくわかりました。