こんばんは。
夜、なにかいいものがやっていないかしらとテレビのチャンネルをまわしていると、「土曜は寅さん」の画面が出てきました。
寅さーん!
うれしくて、途中から最後まで観ました。
お夕飯に、くるくるフライを揚げました。うすぎりの豚ロース肉にしそとたたいた梅干しをくるくると巻いて、フライにしました。しそとチーズを巻いたものも揚げました。
結婚するまで料理はほとんどできなかったわたしですが、つくれるものもだんだんとふえてきました。
なんとかつくれるようになるものだなぁと思うとき、思い出すことばがふたつあります。
ひとつは、大学生のとき、上級生が言っていた「料理ができるってことは、自分が食べたいものを食べたいときにつくれるってことだよ」ということばです。
お母さんと交代で毎日のごはんをつくっていて、揚げものもなんでもどんとこいな方でした。
もうひとつは、保育園ではたらいていたときの園長先生の「はやくできるほうがいいとは限らない」ということばです。
わたしは保育関係の学校を出て保育園に就職したわけではないので基礎知識はゼロで、ものおぼえもわるく、社交性もなかったので、保育園職員にとって完全にお荷物でした。でも、わたしがひとりでいたとき、園長先生はさりげなくそう言っていました。
料理ができるってことは、自分が食べたいものを食べたいときにつくれること。
はやくできるほうがいいとは限らない。
時間がたつほど、しみてくることばです。
ひとり暮らしをいちおうしていたわけですし、最低限は料理できたほうがよかったのでは…と思います。料理しはじめる年齢がふつうよりおそかったと思います。
でも、わたしがつくったごはんをいつも「おいしい、おいしい」と食べてくれる夫がいるからこそ、今いろいろな料理をつくろうと思えている気がするのです。