ぽくぽく日記

毎日のくらしをぽくぽくとさんぽするように味わいたい。

それでもたのしい、カーテン選び

今週のお題「買いそろえたもの」

 こんばんは。あさかいおです。

 この前のお題も、その前のお題も書き逃してしまったので、今回は必要以上に身構えず、さらりと書いてみたいと思います。はたして、それができるのかわかりませんが…。

 今回のお題「買いそろえたもの」ですが、夫と最初に住んだおうちのために買ったカーテンのことを書きたいと思います。

 わたしはおととしの夏に結婚しました。
 最初にふたりの住まいとなったのは、わたしの実家から徒歩5分ほどの一戸建てです。ふたりだけでくらすには広いかなとも思ったのですが、実家に近いし、補助も出してもらえるし、ということでそこに決めました。

 新しいくらしをはじめるにあたって、買いそろえる必要のあるものはいろいろとあったのですが、ふたりでいちばんなやんだのがカーテンです。
 新居は一戸建てだったので、窓の数がやたらと多かったのです。大きな窓が居間にふたつ、台所にひとつ、お風呂場にひとつ、トイレにひとつ、階段をのぼりきったところにひとつ、2階にある3つの各部屋にひとつずつ。
 ふつうにくらしているとさして意識しないものですが、自分で買う必要があるとなると、窓の数の多さにぼうぜんとしました。

「カーテンをえらんで、時間があったらソファも見たいな~♡」
 新居のカーテンを選びに行った日、家具屋さんへむかう車のなかで、夫はたのしげに話していました。これからどんなに疲労するとも知らずに…!

 カーテンを選んだことのある方ならおわかりいただけるかと思うのですが、カーテン選びって予想以上にむずかしいのです。
 自分たちの好みに合う柄ってなかなかない上に、好きな柄があったとしても探しているサイズが品切れだったり、そもそもなかったりする。
 わたしは、ひとり暮らしをするときに、家具をそろえるのを母に頼りっきりだったため、カーテンひとつ探すのにこんなに大変だとは夢にも思いませんでした。

「…、もう、帰ろう。ちょっと休もう」
 やっとの思いで各部屋のカーテンを選びきったあと、夫は家具屋さんに入ったときのるんるん気分はどこへやら、息も絶え絶えでつぶやきました。
 ふたりは自動販売機の前のベンチに無言ですわり、アンパンマンのりんごジュース(幼児用。自動販売機で売っていた)をすすりました。

 ひとり暮らしでも、同棲でも、結婚でも、これからカーテンを買う予定のある方にわたしがアドバイスするのもおこがましいですが、カーテン選びはなかなかむずかしいですよとだけお伝えしたいと思います。