みなさま、こんばんは。あさかいおです。
先週、夫はインフルエンザの予防接種を受けてきました。
夫は左利きなのですが、なぜか左に注射を受けてきた模様。
「なんで左なの?」
「診察室に入って、パーカーぬいで右手で持ってたら、先生が『こっちかな~?』って左腕に注射する準備はじめてて、あっという間に注射がおわってた…!」
とのことです…。
ぼくちゃん、しっかり…!
本日から、思い出深い結婚パーティーのことをふりかえっていきたいと思います。
いつもとちょっとテイストを変えたかったので、おとぎ話風に書いてみることにしました。
あるところに立ち上がりの遅いお姫様がいました
お米の国のとある町に、結婚パーティーを控えた王子様(助さん)とお姫様(あさかいお)が帰ってきておりました。
ふたりが帰ってきたのは、パーティーの2日前です。
気をつけないと何事もおしりに火がついてからはじめることになってしまうお姫様は、案の定まだおわっていないこまごまとした準備を抱えていましたが、「まだ2日あるから大丈夫」とたかをくくり、久しぶりにさわる電子ピアノを心ゆくまで弾いたり、種類冊数豊富なわが家の本棚に魅了されたりして、気がついたらパーティー当日の朝をむかえていたのでした。
パーティー当日、微妙な早起きに成功
4時半、すくなくとも5時には起きたいと無謀な計画を立てていたお姫様が実際に起きたのは、5時50分でした。
ひょえーと思ったお姫様でしたが、心を落ち着けて、まずはお母様に朝のごあいさつに行くことにしました。
階段を上がって、居間の引き戸を静かに開けると、お母様がストーブの前でぬくもりながら歯をみがいておりました。
おはよう~とあいさつしたのち、お姫様は「申し訳ないけれども、わたくしはまだおわっていない準備をしますゆえ…」と、しずしず部屋にもどりました。
やりきれた準備
「おわっていない準備」とは、ゲストのみなさんへのメッセージカードのことでした。
「メッセージカードまでには、手がまわらないかもしれない」とうすうす感じていたお姫様でしたが、せっかくみんなで準備してきたパーティーでしたので、最後まであきらめたくなかった。
あきらめ癖がつきつつあった怠惰なお姫様に、2回の結婚式準備があたえてくれたものは、最後まであきらめないでやりきる大切さだったと、お姫様はあとでふりかえっています。
【つづく】