ぽくぽく日記

毎日のくらしをぽくぽくとさんぽするように味わいたい。

ストリートピアノ

 こんばんは。
 この間、丸のままのサバを買って、ほくほくとさばいて骨をとっていましたが、夫がサバを食べるとじんましんが出る(かもしれない)ことが判明しました。サバ…!青魚は栄養あるし、サバの骨は抜きごたえがあるし、やったー!と思っていたのですが…。残念…。でも、サバだけが魚じゃないので、ほかの魚にしようと思います。

 この日記に載せる絵をマウスで描いています。描きにくいのですが、ペンを持っていないのです。
 ペン、ちょっとほしいなぁ、でもちょっと高いんだよねぇと考えていたところ、日記を見てくれた母の職場の方から「これ、マウスで描いてるんだよね?いいなぁ、味があって」との感想をいただきました。マウスで描いてるって、やっぱりわかるよね…。でも、「味がある」はうれしかったです。
 夫は、きのうのモーニングセットの絵を見て「いおちゃん、それなあに?」と聞いたので、「モーニングセット」と答えると「いいわぁ…!線に味があるわぁ…!イヒヒヒヒ!」と、静かに爆笑していました。

 

 久しぶりにピアノを弾きました。ピアノといっても、住んでいるところの都合上、キーボードです。でも、あるとないとでは全然ちがいますからね、キーボードでも大切なピアノです。
 ピアノをまめに弾けるようになりたいと思いつつも、すぐにほかのたのしいことに誘惑されて、弾くことを習慣にできていません。でも、この間、とてもおもしろくてためになる本を買ったので(『ぼくたちは習慣で、できている』[増補版]佐々木典士 ちくま文庫)ピアノを弾くことを習慣にするのも夢ではありません。

 お正月、ストリートピアノにすこしだけさわりました。今のところ暗譜している曲がなく、楽譜がないとなにも弾けないので、ドレミファソラシドをちょっと弾いただけです。ピアノを習っていたとき、発表会があると2曲暗譜していたのですが、やっとの思いでおぼえても、発表会がおわるときれいにわすれてしまうんですよね。なぜかしら…。

 ストリートピアノを弾いてみたいとうずうずしている小さな女の子がいました。お母さんといっしょに来ていて、「ひいてみたい。おかあさんもいっしょにきて」とおねがいしていました。
 お母さんはつかれているのか自分のことでいそがしいのか「ここで見てるから、ひとりで行ってきて」の一点張りで、動こうとしません。みんながたのしそうに弾いているのを見て、ぜひ自分も弾いてみたい女の子は「いっしょじゃないとだめ」と何度も言いますが、お母さんは聞き入れません。
 そのうちにお母さんは「弾かないなら帰るよ」と席を立ってしまいました。女の子は必死で通せんぼしますが、連れていかれてしまいました。
 そのあと、親子はもう一度ピアノのある場所にもどってきたのですが、お母さんはやっぱりピアノの近くには行かず、それだと女の子は弾く勇気がなく、そうこうしていると「せっかくもどってきたのに!弾かないなら帰るよ!」と怒りはじめてしまいました。結局、女の子がピアノを弾くことはできませんでした。

 ストリートピアノの場面しか見ていないので、「もうちょっと子どもの気持ちを考えてあげればいいのに」というふうには思いません。女の子はもしかしてずっとぐずりっぱなしで相手をするのにつかれていたのかもしれないし、お母さんになにかいやなことがあったのかもしれない。そういう背景があるかもしれないのに、ひとつの場面だけで決めつけることはできません。
「わたしも弾きたいんだ。いっしょに行こう」と女の子をさそってもこわがられるだけだし、見守ることしかできませんでした。

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           寅さんが満男に買ったピアノ。
           「お兄ちゃん…」byさくら