ぽくぽく日記

毎日のくらしをぽくぽくとさんぽするように味わいたい。

我がバレンタイン

 こんばんは。
 今日のお昼は、コンビニ限定のカップラーメンを食べました。
 夫が食べているのをひとくちもらって食べて、「なかなかおいしいなぁ。ひとりで1杯食べてみたいなぁ」と思って、買いました。
 野菜がたっぷり入っていて(わたしの好きなきくらげもたくさん入っていた!)辛味もちょうどよく、おいしかったのですが、1杯食べるとなぜか、ひとくち食べたときよりおいしいと思いませんでした。あのカップラーメンは、わたし的にはひとくち食べるのがちょうどいいのかもしれない。

 もうすぐバレンタインデーですね。デパ地下など、豪華できらびやかなチョコレートがたくさん並ぶ売り場にはあまり行きませんが、スーパーの季節のコーナーがバレンタイン仕様になっているのを見るだけでもわくわくします。

 バレンタインデーに、手づくりのお菓子(ブラウニーなど)を持って学校へ来て、仲のいい男女に配っているキラキラした女子っていませんでしたか?ああいう女子は、彼氏用のゴージャスなチョコレートのお菓子を別で持ってきているのでしょうね。
 わたしはそんな人種には遠く及びませんが、バレンタインの思い出がないこともないです。

 大学生のとき、2学年下にMくんという男子がおりました。
 Mくんとは音楽の授業がいっしょだったことから、すこしずつ話すようになりました。
 Mくんは身長175㎝、体重が50㎏とかなり細身でした。顔は細長く、若干馬っぽくもありましたが(失礼)、全体的には整った顔立ちでした。
 話すようになってそんなに時間がたたないうちから「あさかさんにまな板をプレゼントしたい。まな板みたいに貧乳だから」と軽口をたたく男、それがMくんでありました。

 大学を卒業してからも何度か遊んだことがあります。そのときに、ちょうどバレンタインの時期だったことがあるのですね。わたしは、「Mくんのこと、ちょっと好きかも…」という気持ちを生地に練りこみながら(不気味)、マフィンをつくりました。チョコレートのお菓子にするとあからさますぎて、「もしかしておれのこと好きなんですか~?」などとからかわれたらいやだし、まともにつくれるお菓子のレパートリーがマフィンくらいしかなかったので、マフィンをつくったのです。
 きれいな紙袋に入れて、プレーンのマフィンなので小さなはちみつの小瓶も入れました。
 渡すときはやはりどきどきしました。すこしおどろきながらも素直に受けとって、よろこんでくれたので、うれしかったです。

 ホワイトデーにはなんとお返しをもらいました。赤いハンカチです。これは今も持っています。前に付き合っていた人からもらったものは全部捨てていて、一切持っていないのですが、このハンカチは別物です。Mくんがすごーく好きだったというわけではないのですが、わすれたくない思い出なのです。

 Mくんとは、わたしが「わたしのこと好きなんじゃないの?」とけんか腰で聞いたことがきっかけで、だんだんと連絡をとらなくなっていきました。なんて不器用なんだ、わたし…。
 Mくんのことを教訓に、「相手が自分のことを好きかもしれないと確信があっても強気に出ない。待つ」と心にとめるようにしていたのですが、そのような状況に出くわすことはなかったです。

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           生地を8分めくらいまで流しこんだので、
        やたらとふくれた仕上がりとなった記憶があります。